前回の記事で『ありがとう』ラッピングのE3系秋田新幹線こまちの写真を紹介したばかりですが、その際に触れていた12月15日引退が公表されていたR4編成のラストランを当日の東京駅で見送って来ました。前回と大して変わらない写真ではありますがご報告までに…。

まずはこの『ありがとう』ラッピングから。よく見ると前回紹介した写真の編成（確かR22編成だったと思います）と若干ラッピングのカットの仕方が違うようですが、デザインに違いがあるわけではないので特段気にする事でもないですね。

『はやて・こまち32号』で東京駅に到着後、車両基地への回送待ちの際のひとコマ。一応フロントガラスの『R4』編成表記がわかるよう意識したつもりです…。R4編成『こまち32号』は秋田駅出発の際に盛大なラストランセレモニーでお見送りを受けたそうです。

主題とは無関係ですが、『はやて32号』にはE5系U3編成が充てられていました。趣味的観点とは全くの無関係で、個人的にU3編成にはずっと会いたかったのでちょっと嬉しかったです。この編成とは今回で2度目の出会い。以前上野駅でE3系R1編成とペアで回送列車として停車していたのが最初の出会いでした。その時はR1編成撮影目的で現地に居たのですが、ちょっとした個人的な縁でU3編成に親近感を…。まだE5系に乗車した事はないのですが、もし最初に乗れるならU3編成に乗ってみたいと願ってます、そんな都合良く行かないと思いますが…。

『みなさんお見送りありがとう』…。車両基地への回送シーンです。先頭車付近には大勢のファンの方々が詰め掛けており、その様子も含めて記録してみる事にしました。

このしばらく後、再び車両基地からペアのU3編成とともに姿をあらわし『はやて・こまち43号』として秋田に向けて帰って行ったのを上野駅で見送ったのですが、写真は見事失敗で観れたものじゃないのでお蔵入りとしました…。

それにしても…この感じだと果たして現役で残る8編成すべてにラストランセレモニーを開催するのか気になるところですが…、『初代秋田新幹線』への想いの強さというか、力の入りっぷりがヒシヒシと感じられます。

…ところでこの日、E3系『こまち』にはもうひとつの動きがありました。

先日、山形新幹線『つばさ』への転用改造が噂されているR24編成が車両基地のある秋田から逗子まで甲種輸送後、横浜市内の車両メーカーに搬入されたばかりでしたが、引き続き同様の目的と噂されるR25編成の甲種輸送が実施されており、この日は関東に向けて移動中というタイミングでした。

そして翌日12月16日の日中に横浜みなとみらい近辺を通過するとの事で、滅多に観る機会のないその様子を写真に収めて来ました。

秋田からの長旅もほぼ終盤、横浜みなとみらいに姿を現した『秋田新幹線』。

ディーゼル機関車に牽かれゆっくりと鉄橋を渡る…。

貨物線を牽かれ行く『こまち』…。周辺の風景とは打って変わって殺風景に見える…。

横浜ベイブリッジと『こまち』。

みなとみらいの街を背に…。ゆっくり地下に潜り込みその先の桜木町駅で地上に顔を出し根岸線に合流、逗子へ向けてラストスパート。

いつの日か山形新幹線『つばさ』となって帰って来るのを楽しみに待つ事にしましょう…。