とぶとぶとうきゅうとぶとぶと〜ぶ

青葉台を出発した急行列車は登り坂をフルパワーで一気に駆け上がる。ピークに到達する頃、一瞬横にドンと揺さぶられトンネルに突入。程なく列車は下り坂へ…。

トンネルを突き抜けそのまま下り坂の勢いに乗って…と行きたいところだがすでにトップスピード110km/hに迫る勢い、軽く抑えつつトップスピードを維持したまま田奈駅に突入する。

基本的には継ぎ目を排したレールで割と高速でもスムースな走りを演出する東急電車。けど、田奈駅を抜ける頃に聞こえて来るレールの継ぎ目を踏んで行く音のテンポの速さが駅通過の高速ぶりを改めて感じさせる。

トップスピードで田奈駅を抜け緩い登り坂に進入した急行列車は一発ブレーキングで60km/h程度まで一気に減速し、長津田駅手前の急カーブをスムースに切り抜け横浜線と合流する…。

 

数多の急行列車が田奈駅を爆走してゆく…。

東急電鉄8500系tq8500_14_ tq8500_41_ tq8500_31_ tq8500_27_tq8500_45_

早くも闇夜の中から爆音を轟かせ田奈駅を最も豪快に突き抜けて行く8500系。

 

東急電鉄8500系(8606F)tq8606_04_

田園都市線で夜練やると決める時はたいていこの8606Fか8694F・8695Fを狙ってますね。

 

東急電鉄5000系tq5000_11_低速域から高速域まですっと軽快に伸びて気持ち良い走りをみせる5000系。8500系では悲鳴をあげるような心臓破りの坂でも軽々と登り切る。

 

東急電鉄6000系tq6000_03_ tq6000_09_通勤で毎日お世話になってるこの電車。普段は溝の口で大井町線から田園都市線に乗り換える手間がありますが、平日夜の20時〜23時頃にかけて大井町から長津田まで5本の直通急行が走っており、座りさえすれば始発から終点まで寝て移動できるので毎度重宝してます。なので僕は『寝台急行おーいまち』と勝手に呼んでます。(名前今決めた…?)

この『おーいまち号』青葉台を出発してから前方で各停が詰まっている事もちょくちょくあり、トンネル抜けて田奈駅手前までノロノロ走っていたはずが、各停が長津田退避完了した瞬間に猛加速を始め田奈駅通過だけが猛列な速さで驚かされる事が結構あります(^^;;

あまりにその走りが刺激的で大井町から爆睡しててもなんか目が覚めたら田奈駅を猛加速で突き抜けており『お…!?おおおぉぉぉ……?!?!』ってなる事もちょいちょい…(^^;;(^^;;(^^;;。

寝起きにはかなり刺激が強いようで…(^◇^;)

 

東武鉄道50050系tob50050_09_ tob50050_08_ tob50050_05_本来の東武スカイツリーラインよりも東急田園都市線内での往来が多いように思えるオレンジカラーの電車も爆走して行く。もはやどっちのものかよくわからないくらいたくさん見掛けますね。

 

東武鉄道30000系tob30000_03_ tob30000_04_

東京メトロ半蔵門線・東急田園都市線と直通運転を始めた当時に15編成がその直通運用で活躍していた30000系電車。現在は50050系にその役割を譲ってほとんどの編成が東武東上線に転属。何故かはわからないけど2編成だけが現在も変わらず直通運用を続けており、東急田園都市線内でちょくちょく見掛ける事が出来ます。

撮影地 : 東急田園都市線 田奈駅   撮影時期 : 2014年内~2015年2月7日

 

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東急田園都市線は営業最高速度が110km/hですが、見ている限り実際にそれに近い速度で走行している区間は案外少なく、連続走行はつくし野駅~つきみ野駅の急行でみれる程度でそれ以外だと下り急行の宮前平駅~鷺沼駅と市ヶ尾駅~青葉台駅、それぞれ宮前平駅直後と藤が丘駅手前で『長い心臓破りの昇り坂』がありそこをフルパワーで駆け上がり昇り切る頃に105km/hを越えてる感じで、鷺沼は停車駅なのでそこから一気に減速していく感じですが藤が丘はその勢いのまま駅を突き抜け隣の青葉台駅手前のトンネルまでトップスピードを維持し駅停車に向けて一発ブレーキングという感じです。

そしてここ田奈駅(青葉台駅~長津田駅)もそのひとつに挙げられるポイントですが、走行時間的には急行でおそらく3分も掛からずあっという間の距離ながら、区間のほとんどがアップダウンで成り立ってるせいか勢いを感じる走りになりやすいようで、個人的には普段乗車していて田園都市線のなかで最も刺激的な走りを感じるお気に入りのポイントだったりします。

そんな事から田奈駅を通過する下り急行の流し撮りが決まるとかなり嬉しいと思えます。

 

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旧来より田園都市線と半蔵門線を走り続けて来た東急8500系あたりだと『心臓破りの坂』を昇るのにはつらいものがあるようでフルパワーで爆音を轟かせ頑張りつつもなかなかスピードメーターが振れて行かない様子が伺えて『がんばれ~』と思いながら見てたりします(笑)。その点では(走行システム的に)現世代である東急5000系や東武車両などはわりと静かに軽々と長い坂を駆け上がり、トップスピードまで持っていける実力という印象があります。

 

 

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