もう4月になります。時間の流れるのは本当に早いもので…。あれからもうかなり時間が経ってしまいましたが、ようやく記事公開に漕ぎ着けたところです。これまで散々追いかけ回してきた651系『スーパーひたち』と『フレッシュひたち』。
651系特急電車が2年前に一度は24年間勤め上げたその2列車から引退したものの、わずか半年でイレギュラーな事情により『フレッシュひたち4号・61号』と限定的ながらも復帰。
それから約1年半、新鋭E657系に混ざって毎日地味に走り続け、2015年3月13日、今度はデビュー当時からその名を背負って来た『スーパーひたち』、最後の仕事となった『フレッシュひたち』の名前とともに常磐特急からの完全引退を迎えました。
ラストカットはラストランそのものをカッコ良く決めて締めくくりたかったですがなかなかそうは行かず、1004Mフレッシュひたち4号最終列車は無理矢理早起きして出社前の朝6時半に松戸へ乗り込み『お別れは流しで』に挑みましたが、イマイチ仕上がりが良くなく、1061Mフレッシュひたち61号最終列車は時間に間に合わずでその少し前の3月中に撮影したものがラストカットとなりました。
今回はラストカットの紹介ついでに今までに撮影してきたものも含めて総集編的に行こうと思います。このブログですでに紹介したカットもかなり複数再登場ですがご容赦を…。
直近のものから過去へさかのぼって紹介させて頂きます。
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<Episode 2 『限られた復活』 : 2013.10.1〜2015.3.13>
早朝の写真は1004M、夜間の写真は1061Mです。新型特急車E657系で現在運用の始まった新乗車システム導入に向けた車内設備改造工事により発生する車両不足を補う目的で2013年3月の引退からわずか半年後に突如復帰が決まり、早朝に勝田から上野へ出たあと尾久で昼寝し夜に上野から勝田へ戻って1日を終えるシンプルな運用に限定して1年半走り続けて来ました。
しかし、651系の特徴でもある顔に掲げるLED表示方式の大型ヘッドサインに『フレッシュひたち』の表示が掲げられる事は最後までなく、ヘッドサイン消灯のまま走るその姿を見てると常磐線を大きく変えた偉大な先人ももはや過去のものであるという意図がはっきり伝わってくるようで、若干の寂しさを覚える限定的な復活でもありました。
JR東日本651系 常磐線特急『フレッシュひたち4号(1004M)・61号(1061M)』(当時)撮影地 : 常磐線 松戸駅~北千住駅(松戸付近) 撮影時期 : 2015年3月13日
トータルで約25年半に渡る常磐特急としての最後の姿を見送った真のラストカットがこの1004Mフレッシュひたち4号になりました。そして人生初のエクストリーム出社記念日ともなりました(^^;;(^^;;(^^;;
もっとカッキーーーンって具合に綺麗にビッシリ止めたかったのですがその目標には遠く及ばない感じになってしまいました。
しかしながらこうやって最後の活躍に立ち会えた事に素直に喜んでいます。僕の中では地元常磐線のスーパースターでしたから…。
撮影地 : 常磐線 亀有駅 撮影時期 : 2015年3月3日
1061Mフレッシュひたち61号のラストカットです。飽きるくらい撮り倒したこの画で締めくくれて良かったなと…。
亀有流しは決まると抜群にカッコいいのでかなりこだわって長い事チャレンジを続けて来ました。
撮影地 : 常磐線 北千住駅 撮影時期 : 2015年2月24日
北千住も1061Mの撮影にはもってこいの貴重なポイントでした。基本的にこの駅では特急通過待ちがあり2番線に列車が入ってしまうので、ひたちをこの立ち位置で撮影するのは基本的に無理です。
幸い1061Mの時は通過待ちをする列車がなかったため撮影可能でしたが、この直後に上りひたちを退避する列車が後方から入線して来るので安全面ではかなり注意を払う必要もありました。
撮影地 : 常磐線 ひたち野うしく駅 撮影時期 : 2015年2月12~13日
651系がスーパーひたちで現役だった時、その引退直前にかなり通い詰めた所でした。この駅を高速で通過する651系スーパーひたちを流し撮りで決めたい一心でひたすらチャレンジを続けましたが、結局完敗で一度も決まる事はありませんでした。
フレッシュひたちとして復帰後ここは停車駅となりましたが、それでもその当時の無念を晴らすというかひとつの思い出の地としてそこを訪れ、本当にあの頃はこうやって決めたかったな…なんてイメージしつつ記録に収めた一枚になりました。
撮影地 : 常磐線 松戸駅~北千住駅(松戸付近) 撮影時期 : 2015年1月2日
2015年新年早々最初のカットになりました。この場所はわりと有名で知ってはいたものの651系『スーパーひたち』やE653系『フレッシュひたち』現役時代に来た事はなく、その点では想い残してしまったな…と言う感じでした。
なので651系の一時復帰が決まってからは、自宅を始発前に車で出なくてはならない辛さはありましたがかなり頑張って通い詰めたと思っています。おかげさまでここで止めも流しも記録する事が叶いました。
そして代走運転終了となった今…ようやくその早起きから解放された気分でもあったりして…(^^;;
撮影地 : 常磐線 我孫子駅~柏駅(北柏付近) 撮影時期 : 2014年8月2日
この付近は常磐線沿線で最も馴染みあるいわゆる地元エリアですがなんとこの時が初撮影…。まぁ…以前は今みたいにこんな頻繁に撮影なんてしてなかった事もあり仕方ないのですが、今思えば勿体無いことしたなと…。
撮影地 : 常磐線 石岡駅~高浜駅 撮影時期 : 2014年5月3日
1004Mフレッシュひたち4号がここを通過するのは確か朝6時10分頃だったと思います…。横浜市内から茨城県石岡市内へ車で朝5時台に行くとか…
もういいです(^^;;(^^;;(^^;;
でも頑張って行った甲斐はありました。ちなみにこの直後に栃木県の東北新幹線小山駅へ移動し、E3系R編成(旧こまち編成)のやまびこ通過シーンを撮影する事も出来ました。
撮影地 : 常磐線 亀有駅 撮影時期 : 2014年3月2日
また出ました亀有流し。まだあと2回位は出て来る気がしてなりません(^^;;
この頃は亀有流しもだいぶ決まる確率が上がり、そうなるとなおさらスーパーひたち現役の651系で決められなくて半年以上も苦しんだあの頃が記憶に蘇り悔しかったな…ホント…などと…。
撮影地 : 常磐線 松戸駅~北千住駅(松戸付近) 撮影時期 : 2014年1月2日
初めてこの撮影ポイントに来た日でもあり、初めて1004Mフレッシュひたち4号を撮影した日でもあります。
撮影地 : 常磐線 亀有駅 撮影時期 : 2014年1月2日
またまた出ました(^^;; もはやこだわりというかもう亀有流しは決まったら一番嬉しくて仕方がなかったのでお許しを(^^;;(^^;;(^^;;(^^;;(^^;;(^^;;
ま…撮るたびに若干はアングル違うのでヨシ!…って(^^;;
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<Episode 1 『白いタキシードボディ・スーパーひたち』 : 1989.3.11〜2013.3.15>
東海道本線251系『スーパービュー踊り子』や総武本線・成田線253系『成田エクスプレス』、内房線・外房線255系『BosoViewExpress』、中央本線E351系『スーパーあずさ』など、国鉄終焉の後JR東日本発足初期に新しい時代を感じさせる様々な新型特急車が登場しましたが、その先陣を切って投入されたJR東日本最初の新型特急車が常磐線651系『スーパーひたち』でした。
真っ白な新型特急車が普段利用している柏駅や我孫子駅を在来線特急初の130km/h運転で目の前をぶち抜いて行く姿は圧巻で、後年E653系フレッシュひたちが登場するまでの間それまで走っていた国鉄型485系特急ひたちとの共演が続きましたがその差は歴然で、僕にとってはもはや常磐線のスーパースターでした。
JR東日本651系 常磐線特急『スーパーひたち』『フレッシュひたち』(当時)撮影地 : 常磐線 日暮里駅~三河島駅 撮影時期 : 2013年3月15日
約24年間651系で運転された全てのスーパーひたち最後の下り列車『スーパーひたち53号』いわき行きです。日暮里駅を通過してすぐに京成本線の下を潜ったところにある金杉踏切で見送りました。ささやかながらも都心の光に見送られ去り行く白いタキシードボディの特急。
撮影地 : 常磐線 北千住駅 撮影時期 : 2013年3月15日
常磐特急の1日を締めくくる最終列車『フレッシュひたち75号』。この列車には651系が充てられており結果として真のラストランを飾る事になりました。23時に上野駅を出発してこの北千住駅にやって来た651系は、まるで最後の姿をじっくり目に焼き付けて欲しいといわんばかりの徐行運転。
この時の651系引退にあたっては、常磐線のイメージをがらりと変え、フラッグシップに君臨してきた存在なわりにはそれと言って装飾もなくイベントも企画されず、とても静かな引退というイメージでした。
けど…ひとつだけ、とてもささやかであり、しかも651系らしい記念すべきラストラン装飾がここにありました。
ヘッドサインが『スーパーひたち』。
とても地味ですが、この651系最終運転列車は『フレッシュひたち』。けど651系は最後まで『スーパーひたち』としての姿で常磐特急街道から去って行ってくれました。
普段そんな事はあまり無いんですが…この時の651系を見送ったあと、何だか終わっちゃったな…という気分でしばらく気が抜けてしまった感じでした。長年馴染みのスーパースター引退はやっぱり寂しい…見えなくなるまでその後姿をしばらく眺めてしまってました。
撮影地 : 常磐線 柏駅 撮影時期 : 2013年3月15日
こちらは651系スーパーひたち最後の上り列車『スーパーひたち66号』上野行きです。あの当時はとにかく柏駅で流し撮りを決める事にこだわってチャレンジを繰り返してましたが、下り緩行線と被る確率が猛烈に高かった事とやっと撮れても通過が相変わらずの高速ぶりで結局は一度も上手く行きませんでした…。
この時、被りはギリギリない予想で下り緩行線ホームでスタンバイしてましたが、後方から非常にきわどいタイミングで下り緩行線のヘッドライトが見えてきて…、肝心のスーパーひたちのヘッドライトが前方から見えてこない…、これは完全に被ると思い慌てて上り快速線ホームへ移動してカメラを構えるといつの間にかすぐ目の前に…。
その時の結果がこれでした…まぁ…すごいことに…(大汗)。
柏駅上りホームは駅の前後区間含めてほぼ直線で構成されている事もあり、特急列車が最高速度130km/hで通過して行きます。なので駅の向こうから顔を見せたと思ったらあっという間に通過してしまう勢いです。
たまにすごく乗りたくなって上りスーパーひたちに乗ってみると車内に設置されたLED式旅客案内装置に『ただいまの速度は…km/hです』と流れてくる事がありましたが、それを見る限り実際に柏駅周辺ではほぼ確実に130km/hで走行していました。
撮影地 : 常磐線 南柏駅 撮影時期 : 2013年3月15日
南柏でもずいぶんとチャレンジを繰り返してましたがほんとに上手く行かなくて…(大汗)。最後の最後にようやくここまで漕ぎ着けた感じです。ホント良かった…。
撮影地 : 常磐線 我孫子駅 撮影時期 : 2013年3月15日
スーパーひたちデビュー当時は我孫子駅上り5番ホームの中ほどに『125』の標識が設置されていました。営業最高速度は130km/hですが駅を通過した直後にちょっときつめなカーブがあるせいでしょうか、このポイントで125km/h制限が掛かっていたわけです。
そうは言ってもその差わずか5km/h。駅を通過するスーパーひたちの勢いは猛烈の一言でした。あの制限標識ひとつとってもスーパーひたちが如何にすごい存在だったかと感じる事が出来ました。
いつからなのかはわかりませんが現在は125km/h制限標識はなくなってしまいました。
撮影地 : 常磐線 石岡駅~高浜駅 撮影時期 : 2013年3月12日
実はこの時までこのヘッドサインは見た事がなかったので意外な収穫となりました。毎年春になると行われる『水戸偕楽園梅まつり』。その時期に表示される場合があるそうで、僕自身もこの1回きりしか見れませんでした。そして運良くこうして記録に残ってくれて良かったなと思います。たった1枚の貴重な記録になりました。
撮影地 : 常磐線 藤代駅 撮影時期 : 2013年3月12日
撮影地 : 常磐線 亀有駅 撮影時期 : 2013年3月12日
昼の亀有流しも辛うじて観れるレベルの記録として残ってくれました。これはこれで結構お気に入りです。
撮影地 : 常磐線 亀有駅 撮影時期 : 2013年3月12日
半年以上もの間、亀有駅でこの写真を決めたくて通い詰めていました。しかしこの流し撮りはやり始めて比較的間もない僕自身にはかなり難易度が高くてそうそう決まってはくれず、横浜市内から亀有まで何度も何度も通っては失敗を繰り返してしまい毎回悔しい思いをした上に、失敗を繰り返すたびに引退までのタイムリミットが刻々と近づいて来るのを余計強く意識してしまい気持ちは焦るばかりでした。
そして引退まであと3日を残すのみとなったこの日、ようやく渾身の一撃が決まり苦心の末やり切った思いと喜びで一杯でした。
おかげさまですっかり思い入れの強い撮影ポイントとなってしまい、フレッシュひたちでの代走運転で復活後も頻繁に通う事になりました。今ではだいぶ慣れて仕上がりの精度も向上するに至りました。E657系『ひたち』『ときわ』や今後も時々設定されるであろう651系急行『ぶらり横浜・鎌倉号』でもこのポイントで撮影をして行きたいと思ってます。
1989年春に651系スーパーひたちがデビューした時期、通学で利用していた柏駅下り緩行線ホームから向こう側の上り快速線ホームを高速通過する『スーパーひたち』を眺めるのが本当に楽しみでした。
今まで見てきた古びた国鉄型485系『ひたち』とは比べ物にならないくらい綺麗で静かでカッコ良い651系『スーパーひたち』が、在来線初130km/h運転というそれまで見た事のないハイスピードで目の前を通過して行く姿に強く憧れ、いつか絶対あの白い特急に乗ろうと心に決めたものでした(笑)。
その頃の想い出を蘇らせるような一枚を目指して、ここでの流し撮りは絶対に決めたいと願ってましたが…。
撮影地 : 常磐線 上野駅 撮影時期 : 2013年3月4日
上野駅での『スーパーひたち53号』いわき行き発車待ちのシーンです。スーパーひたちといえば駅停車中にお顔に装備されたLED式大型表示装置に列車名・号数と行先が交互に表示される様子を日常的に見る事が出来ました。
常磐特急から651系が引退するにあたっては、ラストラン・さよなら装飾などのイベントは特に企画されておらず、現在の常磐線の基礎を作り上げ24年に渡ってフラッグシップを張ってきた列車でありながらとても静かでさらっとした引退を迎える印象でした。
しかし、引退が近づくにつれ上野駅停車中頻繁に見られるシーンとなったこの表示…。
通常なら『スーパーひたち53』『いわきゆき』を交互表示ですが、この時はしばらくの間『仙台ゆき』の表示でした。その時々によって『原ノ町ゆき』やそれ以外にも通常見られない表示を出している事もどうやらあったそうで、ささやかでありながら最も651系らしいラストラン装飾に思えました(手前の写真でも同じようなシーンがありましたね)。
それらのなかでも特に『仙台ゆき』『原ノ町ゆき』などの表示は2011年3月11日までは毎日見る事の出来た日常の表示でした。あの震災と原発事故以来…全ての人々の想像を絶するダメージを受けてしまい、行く事が出来なくなってしまった地域への静かで強い想いが伝わってくるようなシーンで、一日も早い復興を目指す全ての地域への想いを胸に静かにその姿を見守るほかないような状況に思えました。
撮影地 : 常磐線 赤塚駅~内原駅 撮影時期 : 2013年2月28日
お顔に影ざっくりなのが残念ですがこの場所のこのアングルで撮ってみたかったのでヨシ!…と言う事で。
撮影地 : 常磐線 天王台駅 撮影時期 : 2013年1月14日
この日は関東地方を大雪が襲い、651系引退を前にコレは最後の大チャンス!とばかりに意気揚々と出動しました(笑)。まあ最初のうちは雪の中寒すぎて大変!くらいのレベルで済んでたんですが、この写真を撮影した直後常磐線は上野で多数ポイント故障でストップ、乗ってた電車もパンタグラフが雪の重みで下がって駅間ストップ、トドメに北千住折り返しで運転再開した直後にその北千住で架線が切れるとか…。(そのちょうど1年後にアップした記事がこちら。大雪の時はまだこのブログをやってませんでした。)
撮影地 : 常磐線 北千住駅 撮影時期 : 2012年10月15日
最近北千住駅での撮影では夜にホームの松戸寄りに立っての撮影がメインでしたが、明るい時間に走っていた時は上野寄りの先端に立ちこうやって流し撮りする事が多かったように思えます。これもなかなか決まらずおそらくこの写真が唯一決まったと思える一枚だったと記憶してます。
撮影地 : 常磐線 我孫子駅 撮影時期 : 2012年9月15日
個人的には我孫子駅5番線上りホーム通過シーンも決めなくてはならない一枚として撮影を繰り返していました。651系はやはり駅通過シーンが断然カッコよく見える特急車両だと思っています。
撮影地 : 常磐線 友部駅~内原駅 撮影時期 : 2012年3月14日
この時はまだスーパーひたち全列車が651系での運転でしたが、このわずか3日後のダイヤ改正で新型E657系『スーパーひたち』『フレッシュひたち』のデビューが決まっており、スーパーひたちであれば651系が必ずやってくるという日常はあとわずかとなっていました。
そうやってまだ651系を頻繁に見られるうちに今まで行った事のなかった撮影地に乗り込んで思う存分651系を撮影をしてみたいとここへやって来ました。
ここ内原周辺はいくつか定番の撮影地が点在していますが、朝7時前にここへ乗り込み夜7時までの12時間にわたりあちこち歩き回って思う存分撮影を重ねたのも今となってはひとつの思い出となりました。
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恐ろしく長くなりましたがようやく出し切る事が出来たかなという思いで記事を書き上げました。一度言ったことを何度も繰り返すような下手な文章。いまいち焦点が定まらず何を伝えたいのかわからないような文章。本当に申し訳なく思います…(大汗)。
見るのがかったるくなったら写真だけ見ていただいて軽く読み飛ばして頂いてもいっこうに構いません。記事を書き上げた本人ですら疲れてしまったくらいでしたから(苦笑)。
ただただ…地元で馴染み深かった常磐線のフラッグシップたる真っ白い特急へのいろんな想いを込めて書きなぐっただけの事なんです。
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<最後に…>
撮影時期は正直言って不明なのですが、おそらく1990年代前半頃だったはずです。写真部に遊びに行ってモノクロフィルムをもらい、カメラももらい物の PENTAX SF-7 で撮影したような記憶があります。撮影後写真部室の暗室を借りて自分で現像・プリントしたものが今でも手元に残っており、おそらく651系の記録のなかではこの頃のが最も古いものだったと思います。(別途カラープリントもあるのですがこちらの方がいい感じなんで…)
ボンネット485系ひたちも今となっては懐かしいです。写真は多分これしかないと思います。どっかからポロッと出てこないかな…なんて。
この頃の485系は九州方面からかき集められた車両も確か混ざっていた記憶があり、当時の常磐線は通勤電車103系を筆頭に特急ひたちまでもが中古車の寄せ集めで成り立ってるような残念な路線というイメージが強く、山手線や京浜東北線・中央線・総武線はおろか埼京線や南武線にまで新車投入では先を越され地元利用者としてはいつになったら…という思いで一杯でしたが、そんななか突然やって来た白いタキシードボディ651系はそんな常磐線のイメージを根底から覆す最初の存在だったわけです。
あれから時は流れ、E231系快速電車・E531系中距離電車・E657系特急電車と全てが新車で置き換えられ、特急はおろか普通電車までもが首都圏最速130km/h運転を始め、中距離電車にはグリーン車まで連結され、ついには上野東京ライン開業を機に品川までやってくるようになった今の常磐線のイメージからは到底想像もつかない時代がそこにはありました。
※真の首都圏最速は京成スカイライナー160km/hという圧倒的な記録がありましたね(^^;;