Like a WhiteArrow < ORIGIN >

<ご報告>
私事で恐縮ですが今回はこの場を借りてご報告させていただこうと思います。
明日、2017年11月21日発売の鉄道雑誌 『鉄道ファン』 2018年1月号(交友社刊)の誌上にてその結果が正式発表となります、
2017 第41回 鉄道ファン/キヤノン フォトコンテスト におきましてこのたび、
車両・列車部門  金賞  入賞を果たすことが出来ました。

この世界では長い歴史を誇るメジャーな鉄道系フォトコンテストで、僕自身もこどもの頃から憧れていた大舞台です。大袈裟かも知れませんがそこに入賞者として名を連ねるような人達は僕にとって雲の上のような存在にすら思え、僕には遥か遠い世界だとずっと長い事チャレンジしようとは考えませんでした。
しかしながら、ここ5〜6年ほどのブログやSNSなどでの鉄道写真公開を通じて多くの方々に写真を観ていただける機会や新しい多くの方々との出会いの機会が急拡大し、本当に多くの刺激を受けてゆくなかで僕自身これまでやって来なかった事へチャレンジしてみようと少しずつ意識するようになり、その一環としてフォトコンへのチャレンジに踏み出すようになりました。
本格的なフォトコンチャレンジはここ数年…このコンテストからスタートしたばかりで、今回はうれしい初の入賞実績となりました^_^

これまでブログやSNS等に多くの写真を投げて来ましたが(流し撮りばかりでしかも同じようなものばかりですが…)それを観ていただいている多くの方々がいたからこそ、それを励みに鍛錬を重ねる事が出来た成果であると実感しています。

本件の入賞報告とともに、いつもご覧になっていただき活動を支えていただいているみなさまに感謝の気持ちを伝えたく思います。


2017 第41回 鉄道ファン/キヤノン フォトコンテスト 車両・列車部門  金賞  入賞
” Like a WhiteArrow “


お気付きの方もいらっしゃるかも知れません。こちらのブログではすでに記事としてアップした写真です。加えて言うと今年の年始のごあいさつ記事でも使用しています(^^;;
1年前、現像まで仕上げたこの写真をみた瞬間にこれでチャレンジしてみようと思いました。

タイトルも夜の都心の東海道新幹線の写真を公開する際に多用している、馴染みの” Like a WhiteArrow ”にしました。この写真で応募しようと決めたとき、何の迷いもなくタイトルはこれにしようと決めていました。この上ないくらいピッタリなタイトルだと思いました(^^;;


<Like a WhiteArrow ” ORIGIN ” >

今回一番うれしかったのは今現在の僕のスタイルを築き上げる基礎となった、はじまりの場所『ホームグラウンド』から生まれた作品で入賞出来た事でした。
過去に同コンテストでグランプリに輝いた作品に猛烈な衝撃を受けたのがキッカケとなり、新幹線の流し撮りをやりたいと思い立ってからというもの、練習するのに出来るだけ近所でいい場所はないかな…普段の生活の中でさほど無理なく練習できる場所は…と行き着いたのがここ『ホームグラウンド』でした。

割と知られた定番ポイントでしたが、跨線橋の上で頑丈な柵越しでの撮影、望遠撮影でなければどうしても避けられない金網の写り込み、それでも流し撮りの練習と割り切って被写体が止まってさえいればそれで構わないと通うようになりました。

実をいうと今でもなかなか撮影が上手く行かない事も多いですが、せっかく新幹線の流しが成功してもそれを正面からぶち壊すように金網が写り込むので、よく『網焼き新幹線』と冗談を言ってます(^^;;

ここでの練習を重ねてゆくうちに金網を完全に消し飛ばすことは出来なくとも、目立たないくらいにまで存在のきつさを和らげる事は出来るようになり、条件次第では作品としても成り立ちそうなレベルに手が届き始めてきたのを感じました。

ここでの練習の成果は単に東海道新幹線でのドクターイエローや小田原駅等での撮影だけに留まらず、最近では撮影活動の中心になってきた東北・上越新幹線系統での活動に大きく役立つ事になり、熊谷でのイーストアイ大雨をブチ抜くMAX那須塩原での『はやぶさ』『こまち』、そして『現美新幹線』『とれいゆつばさ』など多くの記録を流し撮りで残すことが出来るようになりました。
また、那須塩原での練習成果を活かして山陽新幹線500系を流し撮りでチャレンジする最終目標も先日ついにミッションスタートを切ることが出来、まだまだ向上の余地はあるもののチャレンジのスタートを飾る納得の成果を得る事が出来ました。

この『ホームグラウンド』から誕生した『一枚の奇跡』。
素直に…本当に…嬉しく思います。
この写真を『はじまりの場所から生まれた、さらなる目標へ向けた新たな原点』と心に刻み、これからも精進して参りたいと思います。

もっともこんな奇跡また起きるとは考えづらいですが、ここまで来たらもっと頑張ってひとつでも多くの誇れる成果を残して行くべしと心に言い聞かせています。

最近『ホームグラウンド』ほとんど行けてないですが、またいつかふらっと気軽に訪れて思う存分流し倒したいなと思ってます。

 

はじまりの場所…” ORIGIN ”…
神奈川県横浜市神奈川区 『第二羽沢跨線橋』 にて…

 

 

Like a WhiteArrow < ORIGIN >” への7件のコメント

  1. この度は、鉄道ファン/キャノンフォトコンテスト金賞誠におめでとうございます。いきなりのコメントで失礼致します。私はあの表彰式の時、会場を出てお名刺を頂戴したtohruと申します。職場がたまプラーザと言っていた者です。 私は普段飛行機撮影をしておりますが、あの時に管理人様と同じコンテストでD51の写真で入選したY氏が2年前に、同フォトコンテストで入選した秋田新幹線こまちの絵を観てから、私も新幹線を撮る様になりました。そして、先週、駅すぱあと乗りものフォトコンテストで、新幹線の写真がルーク・オザワ氏と山崎友也氏に選んで頂き、最高でした! ただ、私のは管理人様の様な縦方向での流し撮りでは無く、平凡な横流しですし、東京駅に近いので低速で、こんな技は到底私には出来ない異次元の内容でございます。 それに今回の駅すぱあとフォトコンテストの表彰式でも、日頃より鉄道会社のカレンダーに採用されたりと、そんな方々が応募した皆さんのレベルの高さに驚かされておりました。 実は、私も鉄道ファンやタムロンの方にも応募しておりますが、2年続いて箸にも棒にも引っかからない内容なんです。 こんな私ですが、こちらのブログをお気に入りに入れさせて頂きましたので、これからも勉強させて頂きますので、どうぞよろしくお願い致します。長々と大変失礼致しました。ありがとうございました。

    • tohru さま
      こんばんは。お忙しい中ご丁寧なコメントありがとうございます。
      先日は終わり間際のわずかなタイミングでしかお話が出来ず申し訳ありません。
      あの授賞式後、Y氏ご一行様と二次会に同行させていただき、色々なお話をさせていただきました。
      今までの僕では想像もしなかったようなお話をたくさんお聞きする事も出来ましたし、逆に僕自身の撮影スタイルについて知ってもらうことも出来ました。
      現在僕自身の活動範囲は撮影自体も関東の外に出ることはほとんどなく作品公開の機会もこのブログかSNSがメインとなっており、作品展に紙焼きで出展という経験もありませんでした。
      ここ数年になって今までより少しでも活動範囲を拡げてみたいと今まで経験のなかったメディア投稿やこの鉄道ファンフォトコンにチャレンジするようになりました。
      今回入賞させていただいた事により、今までの僕の活動が想像以上に限られた世界のものであった事、初めて紙焼きとなった自分の作品を目の当たりにし、それを目にする多くの方々の様々な反応を知る事が出来ました。
      これからもこのフォトコンへのチャレンジを続けてみたいと思ったと同時に、この他のフォトコンへもチャレンジしてみたりいつか可能なら作品展などへ出展できればいいなと…。そう言った事をきっかけにもっと多くの方々の反応や作風やお考えを知る事が出来ればなと思います。

      ところで遅くなりましたが、『駅すぱあと乗りものフォトコンテスト』最優秀賞おめでとうございます!!

      やはり自分の作品がそういった場面でプロの方の目に留まり選んでいただけると言う事も嬉しいですし、それに限らずともいろんな人々の目に触れそして目に留めてもらえるような機会を少しでも多く持てる事は自分自身にとってプラスになると思います。

      お互いこれからも頑張っていきましょう。
      そして機会がございましたら是非現場でもご一緒させていただければと思います。

      ところで僕は平日夜によく流し撮りの練習をどこかしらでやっている事がありますが、地元と言う事もあり田園都市線でもやっています。
      夜のご帰宅の際にたまプラーザあたりでもしそれらしい人を見かけたらお声がけいただければ…(笑)

      • こんにちは
        あのあと私もご一緒出来れば良かったのですが‼️失礼して申し訳ありません。
        先週金曜日に、駅すぱあーとフォトコンテストの打ち上げを、仲間でやりまして、Y氏も来て下さいました。
        Nozomi29さんも、手近なところでだそうですが、私も身近な所でしか撮っておりません。井の中の蛙的存在かも知れません。
        しかし、出れない分、負け惜しみかも知れませんが、身近な所でも視点を変えれば、撮れる題材は沢山あると私は思っております。
        現にNozomi29さんの作品も、皆さんはフェンスがあるから…と、諦められるポイントなのかと思いますが、八層の転換で見事な作品になられていると思います‼️
        鉄道は、今回の駅すぱあーとと、小田急ロマンスカーカレンダーが …《この部分の文章が何らかの原因により判読出来なかったため恐縮ながら削除しております(Nozomi29)》… にして、やっと載せて頂いた次第です。8月で、こちらも皆様がネラワナイであろう内容かと⁉️
        私も例年に向けて、色々と自分の色を取り込みながら狙っております生きないと思っております。
        ありがとうございましたm(__)m

        • tohru さん

          重ね重ねの嬉しいお言葉をいただき誠にありがとうございます^_^
          正直なところあの作品の場所で撮った練習撮影の延長線上にある写真が、あのような大きな舞台で作品として認めてもらえる日が来るとは、5年くらい前にあそこで流し撮りの練習を始めたばかりの僕には絶対想像もつかない事だったと思います。
          そういう意味で本当に嬉しい受賞でした。
          今後も鍛錬に励み頑張って行きたいと思います^_^

  2. 失礼ながら初めてコメントさせていただきます。新幹線の撮影を始めて参考にいろいろブログを見ておりましたら、素晴らしいお写真をこちらで拝見することができました。私もこのような作品が撮れるよう精進したいと思いました。これからも素晴らしいお写真を拝見させてください。

    • c57181 さん
      こんにちは^_^
      嬉しいお言葉をいただきまして本当にありがとうございます^_^
      最近更新ペースが鈍くなってしまい見ていただいてる方々には申し訳なく思うところですが、まだ公開出来ていないものも多く残っており少しづつでも何とかここに公開していければと思いますので、もしよろしければ今後も本ブログにご訪問いただければ幸いです。
      新幹線以外にも地元近辺の私鉄を中心に夜の流し撮りばかりですが撮影をしています。
      今後ともよろしくお願いします^_^

      • C57181です。ご返信ありがとうございました。鉄道はいろいろ撮ってきたのですが、だんだん撮るものも少なくなった時にドクターイエローなど撮っているうちに新幹線に嵌ってしまいました。私も夜の流し撮りは大好きなので、こちらで勉強させていただきますので、今後ともよろしくお願いいたします。

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